2022年8月9日更新
オーストラリアのエイジングケアブランド【エイキン】です。
梅がちらほら咲き始めるようになりましたね。 まだ朝は寒くて、すぐに暖房のスイッチに手が伸びてしまいます。
この時期は乾燥が気になり、加湿を充分にしたのに肌がパリパリするようなことはありませんか?
乾燥時期の小ジワに必要なスキンケアを紹介します。
肌のカサつき、小ジワの原因とは?
シワの種類
大きく分けるとシワには2種類があります。
乾燥が原因でできる「小ジワ」と、年齢を重ね、肌のハリ・弾力を司るコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す働きが低下し、老化が引き起こす「深いシワ」があります。
「小ジワ」についての原因・解決方法について紹介します。
「小ジワは、年齢によって自然にできるものなんでしょ?」と思っていませんか?すべて年齢が原因では有りません。
「小ジワ」に関して、原因は3つあります。
1,乾燥が原因の乾燥ジワ
小ジワが多く出るところは目元、口元の小ジワとされています。
目元・口元は皮脂が少なく皮膚が薄いため、水分を保つ力が他の部位よりも弱い部分だといえます。
そのため、乾燥肌を引き起こしやすい部位は小ジワができやすい部分といえるでしょう。
2,クセなどが原因の表情ジワ
表情ジワとは、笑ったり驚いたりした時の顔の動きによってできるシワのことです。
表情が豊かな方は、長年のクセとともに加齢によって真皮層のコラーゲンやエラスチンが不足し、表情ジワになります。
そのため、「小ジワ」が気になりはじめて時間があまり経っていない浅い表情ジワは、表情のクセを治すことで改善することもあります。
3,筋肉の老化が引き起こす筋肉ジワ
年齢を重ねるごとに顔の筋肉は緩み、そして垂れていきます。
加齢や顔の筋肉を動かさずに無表情な生活を続けていると、顔の筋肉が老化・退化して、たるみやシワになってしまいます。
顔の筋肉を老化させないためには表情筋を動かすことで予防できます。
あまり頻繁に行いすぎると、逆に表情ジワの原因にもなるので、毎日少しずつ行うのがよいでしょう。
小ジワはこの3つに分類することができます。乾燥ジワについて解決方法を紹介します。
乾燥ジワの解決方法。
【何よりも優先させたいのは保湿です。】
乾燥ジワの対策には保湿を心がけましょう。
しかし「小ジワ」が目立つとされる目元、口元は皮膚が薄いため水分を保つ力が弱いとされています。
そこで水分を肌に長時間止めてくれる肌内部のケアが必要になります。
肌の内部にある水分を保つために必要な3つの要素があります。
- 「天然保湿因子(NMF)」
- 「細胞間脂質」
- 「皮脂(皮脂膜)」
- 角層の表面にある「皮脂膜」は、脂肪酸やスクワランで構成され、肌全体を覆いながら保護しています。
肌内部の水分を保つ働きをしています。
- 2つ目は、角層細胞の中にある「天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)」。
その半分が肌のうるおいの素でもあるアミノ酸で構成されていて、角層の中で水分を抱え保持する役割があります。
肌の水分を溜め込む貯水する働きです。
- 3つ目は、肌のうるおいを保つ最も重要なカギともいえる「細胞間脂質」です。
この細胞間脂質は細胞の中から出る油分。
皮脂とは全くの別物で、【セラミド・コレステロール・脂肪酸】の層と肌の水分層が交互に規則正しく何層にも重なりあう【ラメラ構造】という特殊な形をしています。
この細胞間脂質は人工では決して作ることのできない優れた保湿力があって、細胞間脂質こそが肌を保湿していると言われています。
この角質細胞と細胞間脂質によってできる角質層によって、外から異物や刺激物が体の中に侵入することを防ぎ、肌の中の水分が外に逃げるのを防いでいます。
そのため保湿をするためには最も重要な成分と言えます。
【3大保湿因子】について
3つの天然保湿成分を内側から増やすために必要なことを紹介
取り入れるオススメの栄養素
- ビタミンAやビタミンCが豊富な美容液を使いましょう。
ビタミンAは「天然保湿因子(NMF)」生成を促し、肌を整える働きがあります。
ビタミンCは肌の再生を促すコラーゲンの生成に必要な栄養素として知られています。
- 必須脂肪酸を取りれましょう。
必須脂肪酸は人間の体内では生成できないため、食事やスキンケア商品から取り入れるしか方法がありません。この脂肪酸で角層のバリア機能が良い状態に保たれるといわれています。
ターンオーバーを正常に戻しましょう。
ターンオーバーは、古い肌細胞が新しい肌細胞と置き換わる現象のことで、健やかな肌を保つために欠かせません。
ターンオーバーが乱れると、バリア機能が低く水分が逃げやすい肌細胞が皮膚にとどまってしまうことで乾燥して小ジワの原因となってしまいます。
ターンオーバーを改善することで肌の保湿を高めることが出来ます。
ビタミン・飽和脂肪酸が豊富なローズヒップオイル。
ローズヒップオイルの栄養素
ローズヒップオイルに含まれるビタミンCは有名ですね。
オレンジの約20倍ものビタミンCを含むとされています。【レチノール】と呼ばれるビタミンAが自然な状態*(自然な状態=ビタミンAの働きを100%に近い状態で摂取できること)を豊富に含んでいます。
多くの植物オイルは「βカロチン」と呼ばれるビタミンA の前駆体(前駆体=ビタミンAとして生成される前の段階です。)
そのため摂取する際にビタミンAを満足に摂取出来ません。
「レチノール」の状態で含有する植物オイルはとても数が少なく、ローズヒップオイルはレチノールが豊富な植物オイルの代表です。
ローズヒップオイルは保湿の柱
またローズヒップオイルは、私たちの体では作ることができない、生きていくためには不可欠な「必須脂肪酸」が主成分です。
特にオメガ6のリノール酸は皮膚科学研究でとても注目される脂肪酸で、保湿の柱と呼ばれています。
一緒にすると効果を高めてくれる保湿方法。
保湿を高めるため外部から肌の潤いを保つためは水分を肌に与えて、水分を逃さない方法が効果的です。
ビタミンや飽和脂肪酸を摂取することと併せて行うことでお互いの効果を相乗させることが想定されます。
・こまめに水分補給をする
意識的に水分を経口摂取することも大事です。喉が乾いたと感じる前に水分を補給してください。
1日1.5リットルを目安に、特にエアコンが効いている室内で多く時間を過ごす方は、こまめに水分を補給してください。
・デスクの上に水を入れたカップを置いておく
暖房がガンガン効きがちなオフィスや仕事机では、理想的なのは自分のデスクにも加湿器を置くことですが、難しい場合は水を入れたカップを置いておくと加湿器の代わりになるのでオススメです。
・加湿器を使う
空気の乾燥を防ぐ最も手っ取り早い方法は、加湿器を使うことです。
加湿器を使うと、風邪やインフルエンザ対策にもなります。タンクは雑菌が湧きやすいので、こまめに清掃するようにしてくださいね。
・体を冷やさない
冬場は普通にしていても身体が冷えやすい時期。
身体が冷えると基礎代謝が低下することで乾燥肌の原因にもなりますので、暖房で暖かい室内にいる時も、冷えた飲み物は避けるように注意しましょう。
乾燥時期は肌トラブルが増える時期。早期対策が肝心です。ローズヒップオイルを使いながら、規則的な生活環境を整え、心がけましょう。