2021年8月30日
こんにちは!オーストラリアのヴィーガンコスメ「エイキン」の運営を担当のS「エス」です。
皆さん、ぬか漬けって自分で作ったことありますか?
最近はじめて1日1回ぬか床をかき混ぜる作業をするのですが、
毎日見ていると新しい発見もあって面白いのでオススメです。
腸の活動も促進してくれるので、嬉しい事だらけです。
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なぜブースターオイルの美容法が肌への化粧品導入をしやすくなるのか?
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肌の構造図をみながら考えてみよう。
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ブースターオイルにオススメな植物オイル
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ブースターオイルに、ローズヒップオイルは少し上級者向けのアイテムです。効果は◎。
なぜブースターオイルの美容法が肌への化粧品導入をしやすくなるのか?
ブースターオイルをつかった美容法は、
オーストラリアや欧米では日常的に行われている美容法の1つです。
説明すると。洗顔やクレンジングの後にオイルを肌へ塗布することで、
肌を整えて、水分の多い化粧水や乳液を導入しやすくする方法です。
「???」と疑問に思った方も多いと思いますが、オイルで水分導入しやすくなるの?
オイルは水分を弾くのではないか?と思われた方もいらっしゃると思います。
ブースターオイルは一言でいうと「導入美容のオイル」です。
ブースターオイルを使うことで、その後に行うスキンケアの効果を引き上げる役割があります。
想像してください。2つのカラカラに乾いた大地があります。
1つは全く何も施していない大地、
もう1つはカラカラの大地を一度ほりおこしながら、やわらかくした大地。
この2つの大地に水を送ります。
水が馴染むのは早いのは後者の一度掘り起こしてやわらかくしたものです。
肌も全く同じ状態です。
洗顔後の肌は余分な油分、老廃物がなくなった状態です。
濡れていると水分が多く見えますが、表面はカラカラの状態。
そこにブースターオイルを取り入れることで、肌が水分をうけ入れやすい環境になります。
ここで疑問が出てくると思います。
【オイルは油分だから水分をはじいてしまうのではないか?】
肌の構造を考えてみましょう。
肌はいくつかの層に分かれています。
上の図にある、皮脂膜と角質層の部分に着目してみましょう。
皮脂は薄い膜となって、保護する役割をになっています。
紫外線や、外からの汚れなどを守る肌との間の防護壁のようなものです。
この皮脂膜の下には角質膜というものがあります。
ここには角質細胞があり、角質細胞は角質層内部の水分蒸発を防ぎ、肌の潤いを保ちます。
また、なめらかな皮膚を保つ働きがあります。
角質細胞同士がつながるのが細胞間脂質と言われ、
この脂質の量が減ると外部からの刺激を受けやすくなり、肌は荒れやすい状態に。
細胞間脂質が角質細胞を鎖のようなもので支えています。
洗顔によって皮脂膜の余分な皮脂はなくなりますが、
この際に力を入れすぎてこすったり、洗顔剤が強すぎてしまうと、
皮脂自体を取り除きすぎてしまうことがあります。
ここでブースターオイルをすることで、皮脂膜を整えることになります。
またブースターオイルは、人の肌に浸透しやすい植物オイルが殆どで、
角質細胞の鎖になっている細胞間脂質も助けることになります。
これによって角質細胞が均等に整列し、後の水分導入がしやすい状態になります。
ブースターオイルによって水分が入りやすいように肌を整えてあげる役割が大きな役目になります。
もう一つ、女性は年齢とともに皮脂が減ってしまいます。
そのため角質細胞を結んでいる細胞間脂質も少なくなることで
角質細胞の均衡が崩れてしまい、シワなどが出やしすいと言われる状態になってしまいます。
ブースターオイルを導入することで、
美容液などの導入をしやすい状態を作ると同時に、
細胞間脂質を助け角質細胞を整えることにも繋がります。
ブースターオイルにオススメな植物オイル
・アルガンオイル
・ホホバオイル
・ローズヒップオイル
アルガンオイル
アルガンオイルはステアリン酸が多いという特徴があり、
これによって水分をより多く肌に届けることが可能となっています。
また、ビタミンEが多いので抗酸化作用も得られます。
シミやシワなどにも効果的に働きかけてくれるので、エイジング対策としても活躍するオイルです。
ホホバオイル
ホホバオイルの主成分は、「ワックスエステル」という人間の皮脂にも含まれる成分。
一説によると皮脂の20%以上がこのワックスエステルという成分であるとのことで、
肌の水分や弾力を守る大切な役割があるそうです。
ローズヒップオイル
必死脂肪酸の多さです。細胞間脂質は主にセラミド、脂肪酸、コレステロールで構成されます。
ローズヒップオイルが細胞間脂質の主成分である脂肪酸の生成を手助けし、角質細胞をキレイに整えます。
使用方法
ブースターオイルは、クレンジングや洗顔後すぐにつけます。
オイルを1~2滴ほど手にとり、手のひらで馴染ませて、
人肌程度に温めてからから、ハンドプレスで顔全体にまんべんなくつけます。
ポイントは、物足りないくらいにすること。
水と親和性のあるオイルを使うとはいえ、つけ過ぎればその後につける化粧水を弾いてしまいます。
「え?これだけ?」という程度で充分です。
その後、化粧水をつけ、乳液やクリームで蓋をします。
朝や夜のスキンケアに、ほんの1工程加えるだけ。
だから忙しい朝や疲れて帰った夜のスキンケアでも、無理なく続けることができます。
コツコツ続けることで、毎日どんどん変わってゆくお肌の変化と
保湿を楽しみながらケアをしましょう。
ブースターオイルに、ローズヒップオイルは少し上級者向けのアイテムです。効果は◎。
ローズヒップオイルは、匂いや保管方法がホホバオイル、アルガンオイルより難しいアイテム。
そのかわり、効果が出やすいオイルです。
ローズヒップオイルは必須脂肪酸を非常に多く含むため、細胞間脂質の成長を助け、
肌を本来の整った状態にしてくれます。
植物の持つ力【ファイトケミカル】を含んでいること。
「フィトケミカル」とは、野菜、果物、豆類、いも類、海藻などの植物に含まれる化学成分のことで、
具体的には、植物が紫外線や有害物質、害虫などの害から身を守るために作り出した色素や香り、アク、辛味などの成分です。
数千種類以上あるフィトケミカルには抗酸化作用を持つものが多いことから、
抗酸化作用によるシミ予防が期待できるほか、ターンオーバー(代謝)の促進の働きがあると言われています。
11種類の植物エキスを独自ブレンドしたエイキンのブースターオイル