こんにちは!オーストラリアのヴィーガンコスメ「エイキン」の運営を担当のS「エス」です。
いよいよ気温が暖かくなり、日中は汗ばむ陽気になって来ました。
朝の散歩をしていても植物の緑が濃い彩りになってきました。
突然ですが、酸化という言葉を耳にしたことはありますか?
酸化=サビをイメージしてみてください。金属などのサビも酸化の1つ。
人間にも酸化はおとずれます。
今回は【肌の酸化】についてご紹介させていただきます。
2500文字程度なので、5分で読み終わります。
酸化の仕組み
酸化とは物質と酸素がくっつくことです。
酸化は人に必要な酸化と問題を起こす酸化があります。
必要な酸化
例えば呼吸も、酸素を吸って二酸化炭素を出すという酸化反応で、この反応を利用して人はエネルギーを生み出しています。「酸化」とは、生体にとってなくてはならない化学反応で、酸化反応を完全にストップしてしまうと、生物は死んでしまいます。
問題を起こす酸化
紫外線、喫煙、大気汚染物質、ストレスなどの日常生活で生じる酸化する際に生じるストレスは体内で【活性酸素(酸化を促す物質)】を生じさせ、必要以上に体内のさまざまな物質を酸化させてしまいます。
人の体は日々酸化ストレスにさらされているのですが、酸化から肌を守るシステム(抗酸化と言います)も働いているため、酸化ストレスがすぐに肌に影響を出す事はありません。
長年の酸化蓄積、加齢によって抗酸化力などが低下してくると酸化から肌を守るシステムが追いつかなくなり、酸化の悪影響が肌や身体にトラブルとなって肌にあらわれます。
酸化が肌にもたらすこと。
肌の酸化によって引き起こされることは2つ。
1,シミやシワ、たるみといったトラブルを引き起こします。
主な原因は紫外線。
紫外線によって肌のターンオーバー(代謝)が阻害され、本来代謝で出ていくメラニンが黒く変色することでシミ、シワ、たるみを引き起こします。
2,シミ・シワ・たるみ・くすみなど肌の老化を促すのはもちろん、免疫力の低下などさまざまな肌トラブルにもつながります。
免疫力の低下によって菌に対する抵抗力が落ちるとニキビになったり、正常なターンオーバーをできなくなってしまいます。
肌の中では皮脂やコラーゲン、遺伝子などのさまざまな物質が酸化ダメージを受けます。
例えば皮脂は紫外線があたることで 不飽和脂肪酸やスクワレン(皮脂の中の物質)が酸化し刺激を与える物質に変化し細胞同士がケンカを起こしてくすみなどのトラブルにつながります。多くの方が好むコラーゲンも酸化すると肌が固くなったり、くすみを引き起こしたりします。
酸化を防ぐためには
肌の酸化を防ぐためには2つのポイントがあります。
- 生活習慣の改善
- 抗酸化効果のある栄養素を摂取する。
私たちはもともと抗酸化物質が存在します。
抗酸化作用は私たちの体には、すでに備わっているということです。
しかし抗酸化作用は20代をピークとして、加齢とともに低下していってしまうのです。
そのため、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することで必要な抗酸化物質を補うことで肌が本来持つ美しさを取り戻しましょう。
有効な抗酸化物質の紹介
抗酸化作用のあるスキンケアに必要な栄養素は主に3つあります。
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンE
抗酸化作用を持つ代表的な栄養成分の入ったスキンケアにも力を入れることが大切です。
それぞれの栄養素によって肌への抗酸化成分に異なる効果があるため、特長を知って効率よく取り入れていきましょう。
ビタミンC:透明感のある肌へ
美肌の万能成分としても知られ、透明感のある明るい肌へと導くのが特長です。。
保湿や炎症を抑える効果もあります。
コラーゲンの生成を促し、シワの予防や改善にとても有効です。。キメの整ったなめらかな肌が期待できる上、様々な美肌効果の中でもダントツに優れているのが、その肌の輝きを高める効果。効果を実感するには6~8週間はかかりますが、シミや色素沈着などを薄くし、肌全体をトーンアップしてくれるそうです。
ビタミンA:老化防止効果
エイジングケアで注目されてきた成分で、肌荒れを防ぎながらシワを改善し、色素沈着やニキビ予防まで幅広くケアする万能成分。
その効果の反面、副作用もあるので正しい理解が大切です。使い始めは軽い刺激を感じることがあり、肌が慣れるまでに少し時間がかかるとされています。効果が現れるまでには3カ月~ぐらいかかるそうなので、気長に待つしかないようです。
ビタミンE:保湿効果
保湿力が高い上、外的刺激から肌を守る抗酸化作用に優れていると言われています。
ビタミンEは低刺激で活性酸素のダメージを緩和してくれるので、みずみずしい肌を作る効果が期待できます。
単体でももちろん効果はありますが、他のビタミンと組み合わせて使うことで相乗効果も期待できそう。
ローズヒップオイルが肌の酸化を防ぐ「鍵」な理由3>
ローズヒップは多種多様なビタミンを多く含んでいて、ビタミンの宝庫と言われています。
ビタミンC,A,E,P,B1-B2などのビタミン含みます。
上の部分で説明した以外のビタミンB1(糖質代謝の上昇)B2(ターンオーバーを正しいリズムに戻す。皮膚の粘膜保護)などがあります。
栄養素では、β-カロテン、リコピン、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、ティリロサイドなどの栄養素、ミネラルも含みます。
ビタミン群/栄養素の豊富さからローズヒップオイルは、酸化を防ぐ「鍵」と言えるでしょう。
酸化を防ぐローズヒップオイルの選び方
では数あるローズヒップオイルの中から選ぶ際にどれが良いとされるのか?
判断の材料になる基準を詳しく紹介します。
酸化を防ぐローズヒップオイルは抽出方法で選びましょう。
酸化を防ぐためには、酸化に効果のあるビタミン群や、栄養素を真っ直ぐにあなたの肌に届けることが重要です。
そのためには、植物からオイルとして抽出するときにビタミン群、栄養素を傷つけずに抽出しお肌に届けることになります。
オイルはとてもシンプルな作り方です。
植物から絞り出すことが重要です。
植物の種子をすりつぶし栄養をオイルに変える=圧搾法
圧搾法でもすりつぶす際に熱をなるべく作らない低い温度で行うことを低温圧搾法と言います。この低温圧搾法は美容オイルでも高品質なものには使用されている方法。
じっくり時間をかけて栄養素を抽出します。
しかし低音圧搾法でもすりつぶすことで栄養素は傷つきます。
ビタミン群、栄養素を傷つけずに抽出する方法があります。
「二酸化炭素抽出法」と呼ばれる製法で抽出されます。
二酸化炭素抽出法は別名「臨界抽出法」などとも呼ばれ、エッセンシャルオイルなど植物のもつ分子サイズの栄養素やビタミンを抽出する際に用いられる製法です。
説明すると超臨界流体という気体と液体の間の物質を使ってローズヒップの栄養素のみ抽出する方法。
身近なものだと、二酸化炭素抽出法はカフェインレスのコーヒーがあります。
コーヒーの豆からカフェインだけ抽出する方法。外見上は変えませんが栄養素のみ抽出できる方法です。
この製法は、通常の圧搾法では抽出できない微量の栄養成分まで抽出できます。
そのため、この製法で抽出されたローズヒップオイルには、一般的な圧搾法では抽出しきれないローズヒップの種以外にも、実や葉などからも抽出します。色素も出せるので色が濃いのも特徴です。
抗酸化力の高い栄養素やビタミンまで豊富に抽出できます。 肌老化の原因となる「酸化」から肌を守りながら、ローズヒップオイルの有効成分を肌に届けることができます。
酸化を防ぐローズヒップオイルを購入するときの判断基準にしてみてください。