2022年9月12日更新
季節の変化を感じやすい日本。
四季の変化によって自然を身近に感じることができ、
豊かさを感じる反面、気候の変化によって体調を崩す方が多いのも季節の変わり目の特長です。
秋から冬にかけて感じる肌トラブルは
「カサつき・乾燥」がダントツ1番で多く、
次いで「肌荒れ」「かゆみ」「化粧ノリが悪くなる」「粉吹き」などが続きます。
乾燥と関連しているようなトラブルが多い印象でした。
秋冬の肌トラブル解消は代謝UPから
秋冬は、肌の新陳代謝が低下することから、
ハリがない、
キメが乱れる、
透明感がないといった肌状態になりがちです。
冬の肌の新陳代謝が落ちる最大の原因が、
指先や足先などの抹消部分まで血流が届くまでに時間がかかってしまうことです。
冬は気温の低下と共に体温も下がらないようにエネルギーを燃やし、
体温を維持しようとします。
時間をかけるため、エネルギーは少なく棲みます。
そのため肌細胞の新陳代謝が低下します。
新陳代謝が低下すると、ターンオーバーのリズムが
乱れ肌のバリア機能を生み出す角層に影響をおよぼします。
つまり、皮脂の分泌量が減り、肌から水分が逃げやすくなるため、
ますます肌のバリア機能は低下、危機的状態になってしまうのです。
肌の代謝を促進することで肌トラブルの解消をします。
秋冬の乾燥で引き起こされる【シワ】
シワは大きく3つの種類があります。
「乾燥シワ」「紫外線ジワ」「表情ジワ」です。
秋冬は乾燥シワ、言葉の通り乾燥が原因のシワです。
これは肌の角質が問題です。
古い角質をターンオーバー=代謝という形で新しい角質になりますが、
このターンオーバー=代謝ができていないと古い角質が肌に溜まります。
この溜まったものは既に死んでいる角質。水分が通っていません。
ここに化粧水やオイル美容液、クリームを塗ってしまうと
ますます古い角質を貯めることになってしまいます。
この古い角質が乾燥しシワを生み出します。
ターンオーバーを促し、古い角質を剥がれやすくして新しい角質を表に出すことが重要です。
その他のシワについては以前書いているこちらのブログを読んでみてください。
【シワ】にはビタミンAのレチノール
ローズヒップオイルに含まれるビタミンAは天然のレチノールを多く含むことで有名です。
資生堂が発表している研究結果によると、
レチノールは培養したヒトの細胞でヒアルロン酸の産生を顕著に促進します(下の図参照)。
ヒアルロン酸は水分保持や皮膚の弾力性の維持などに関与し、
また加齢とともに減少することが知られている重要な成分です。
レチノールはヒアルロン酸を生み出し、増加させ皮膚に柔軟性を与えて、
しわを改善する働きがあることを証明しています。
見た目のポイントを8週間で改善するのがレチノール
他人から見られる場所はどこでしょう?
それは人の見た目を左右する【首のシワ】と言われています。
首もとは年齢が現れる部分としての認識され、
首のシワは年齢とともに増大することが示されています。
首を見れば年齢がわかるということが化学的にも実証されました。
資生堂の試験ではレチノール配合の
「レチノールを配合したクリームを使用した被験者の方々(レチノール配合品群)」と
「レチノールを配合しないクリームを使用した被験者の方々(レチノール無配合品群)」に分け、
1日2回(朝晩)の頻度で首にクリームを12週間塗布しました。
さらにこの12週間の連用後、使用を止めて2週間後(試験開始から14週後)にも評価した結果、
レチノール無配合品群では、首のしわの程度に変化は見られませんでした。
一方、レチノール配合品群では塗布した期間とともに首のしわが減少し、
8週後に有意な減少を認め、12週後にはさらに首のしわが減少しました。
また2週間連用を止めた後も、レチノール配合品群はしわを減少させたままでした。
これはレチノールに効果の持続性があり、
しわがすぐ戻らないような状態に変化させている可能性を示唆する結果となりました。
他人から見てわかる結果が出るためには8週間がかかりますが、
認識できるくらい結果が出ていることがわかりました。
乾燥小じわはなぜできる?
秋冬気になる乾燥からのシワになります。特に小じわではないでしょうか?
乾燥小じわは、乾燥によって角層の保水力が低下し肌表面に
細かいしわができてしまった肌状態のこと。
角層は、肌の最も外側にあるわずか0.02mmの細胞の重なりで、
水分を保つ「保湿機能」、乾燥やアレルギー物質などの
外的刺激要因を防ぐ「バリア機能」の働きをしています。
肌は乾燥すると、未熟な角層細胞がどんどん作られることに。
未熟な角層細胞は、保湿機能とバリア機能が不十分で、肌の乾燥がますます進み、
乾燥スパイラルに陥り、乾燥小じわの原因に。
皮膚が薄く、皮脂の分泌量が少ない目元や口元にできやすい小じわは、
乾燥が原因であるものが多く年代に関わらず20代でもできることがあるんです。
ポイントは3点あります。
ポイント1.洗顔はやさしく、汚れのみ落とす。
古い角質を落とすためには、強い洗浄力でごしごしはいけません。
こすったりしてしまうと、必要な油分まで落として乾燥を招いてしまうこともあります。
汚れをきちんと落としつつ、うるおいは守る洗顔料を使って乾燥を防ぎましょう。
ポイントは、肌にストレスをかけない程度の力で、
時間をかけて洗うことと、すすぎをしっかり行い
肌に洗浄成分を残さないことになります。
A`kinのジェルクレンザーがオススメです。
乾燥しないクレンジングジェルで、余分な油分、メイク汚れや不純物をしっかり取り除き、
肌を清潔に保ちます。マイルドな使い心地で敏感肌の人にもおすすめの商品です。
ポイント2. 保湿ケアとエイジングケアを同時にこなすローズヒップオイルを1日2回つけましょう。
お手持ちの化粧水をムラなく肌へなじませてください。
肌に水分を与える際は、 均一に顔全体に付けてあげることが重要です。
肌の水分が乾かないうちに、ローズヒップオイルを使いましょう。
ローズヒップオイルを使うとき、夜は少し多めに使い、朝は軽くつけてください。
- 夜の目安・顔で3滴~4滴・首のデコルテ3滴(肌の状態・その日の湿度などで分量は調節してください。)
- 朝の目安・顔で1~2滴・首デコルテ1~2適(肌の状態・その日の湿度などで分量は調節してください。)
(1日2回朝晩つけるのはレチノールで肌のシワ改善が見られる試験でも1日2回だったからです。)
またローズヒップオイルをつけるときには、
掌で揉み合わせ人肌程度の温度に温めてから使用してください。
基本的な使い方はこちらの動画を参考にしてください。
ローズヒップオイルといえばA`kinの代表的な商品です。
A’kinのローズヒップオイルは
「二酸化炭素抽出方法」という特徴的な手法で成分から最も価値のある要素を引き出しています。
二酸化炭素抽出により搾汁されたオイルは、
熱、酸素、溶媒を使用しないことで種子の完全性が保たれ、
フレッシュで純度の高い、より濃縮されたオイルとなります。
ポイント3.オイルで肌の乾燥を感じるときや、更にお肌をやわらかくしたいときにはクリームや乳液を使いましょう。
塗り方に注意があります。
小じわが気になる頰や額に、くるくるとクリームを塗ると肌に浸透するようなイメージがありますよね。
実は、この方法だと皮膚のキメに沿っていないため、
せっかくのクリームの保湿力が弱まる可能性があるんです。
なので横塗りをオススメします。
横塗りすることで皮膚のキメに沿って横方向に塗ることで、有効成分の浸透が高まります。
クリームの量も気にしてください。
クリームが少なすぎると保湿不足となり、乾燥などの肌トラブルの元になります。
また少ないと肌を手で直接こすってしまうので、刺激にもつながります。
反対に量が多すぎるとクリームが肌に残り、
ベタつきの要因に。朝起きたとき、前の晩のクリームが肌に残っているようなら
クリーム量が多すぎる可能性があります。
その晩のスキンケアでは少しクリーム量を減らして様子を見ましょう。
クリームは2種類をご用意
ローズモイスチャーリッチローション 150ml (乳液)
肌の潤いを保つオーガニック認定ローズヒップオイル、シアバター、アボカドオイル、マカダミアオイルを配合したクリームタイプの乳液です。甘くないローズのいい香りで気分もリフレッシュできます。
軽い使い心地で、肌の水分を補給し健康的に柔らかく保ちます。
A`kinのセンスティブモイスチャライザー敏感肌向けにアロエベラを配合した、
肌を健康的に柔らかく保つ、軽い使い心地の乳液です。アロエベラで肌荒れを防ぎ保湿した肌を、
ローズヒップオイルと肌を柔らかくするシアバターを配合しています。
乾きやすい肌をやさしく保湿し整えます。