コロナ禍により健康や美容に対する関心が高まる中、更年期障害についても注目が集まっています。また、最近では更年期障害が低年齢化していることが報告されており、若い世代でも対策が必要とされています。 厚生省の更年期障害調査の調査で40代女性3.6%、50代では9.1%で医療機関により更年期障害と診断を受けた方がいるそうです。 更年期の可能性については40代女性で28.3%、50代で38.3%の方が「別の病気を疑って医療機関を受診したら、更年期障害の可能性を指摘された」との結果が出ています。
厚生労働省:更年期症状・障害に関する意識調査」
基本集計結果
(2022 年7月 26 日)
更年期=になると肌のトラブルも様々な症状が出てきます。その症状が見られるのは40代から。
40代から気になるのが肌へのエイジングケア。 肌の乾燥、シワ、シミ、たるみが気になり始め、今まで使用していた基礎化粧品を見直す時期になります。
気になり始めた肌にはレチノールとビタミンCの併用スキンケアがおすすめです。
筆者もずっとレチノールとビタミンCの組み合わせを使っていました。40代目前で、この組み合わせの美容液は本当に効果があると感じていました。この組み合わせがなぜいいのかを調べてみると、40代の肌のエイジングケアを始める際におすすめしたい理由があることがわかりました。以下では、その理由とデータを踏まえて解説します。
レチノール(ビタミンA)/ビタミンC、肌への効果
レチノール(ビタミンA)
レチノールは、肌のハリやターンオーバーを促進する働きがあり、シワ改善にも効果的です。また、皮脂バランスを整え、ニキビや吹き出物の改善にも役立ちます。ただし、肌に刺激を与えるため、初めて使用する場合は注意が必要です。肌に合わない場合はかゆみや赤みなどのトラブルが起こることがあります。
・お肌のリズムを整える
・皮膚や粘膜の健康を維持する
・お肌に潤いを与える
・ハリを与える
ビタミンC
ビタミンCは、科学的に裏付けられた栄養成分の1つ。 肌によって好まれる成分であり、その効果については豊富な研究があります。
・皮膚のターンオーバーを改善し、日光で作られるシミの原因のメラニンの生成を阻害します。に肌の老化によるしわ、シミ、ニキビの改善に役立つ可能性があります。特に、大気汚染などの外部要因によって皮膚に接触する有害なフリーラジカル(毒素)から肌を守ることができます。 ビタミンCは抗酸化物質であり、フリーラジカルと戦って皮膚に損傷を与える可能性を減らすことができます。 ・目の周りや口元などのポイント部分にビタミンCを塗布すると、皮膚全体がふっくらし、外見も改善される可能性があると考えられています。
治療と新薬の学術論文にてビタミンCの美容液が抗シワ効果がでていることも実証済みです。
https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0059_05_0261.pdf
以上のように、ビタミンCは肌の健康に重要な役割を果たし、美容成分としても注目されています。正しい使用方法や摂取方法を実践することで、肌のトラブルを防ぎ、美しい肌を保つことができます。
・お肌のリズムを整える
・日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ
・皮脂のバランスを整える
・お肌を引き締め、シワ対策ができる
レチノール(ビタミンA)とビタミンCの併用について
National Library of Medicineの学術論文から
National Library of Medicineとは?
国立医学図書館 (NLM) は、メリーランド州ベセスダにある世界最大のバイオメディカル図書館です。NLMは、医療情報や資源を収集し、提供しています。研究、教育、公衆衛生をサポートし、推進するためのものです。米国の国立衛生研究所(NIH)の一部であります。
Histological evaluation of a topically applied retinol-vitamin C combination
(レチノール・ビタミンC配合剤の局所塗布の組織学的評価)より
2005年の学術論文(出展:PubMed)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15767769/
レチノールとビタミンCg配合された製剤を40代以降の女性を被験者にして、同じ箇所に何度も使用する試験が2つの目的で行われました。
この試験はダブルブラインドで行われ:純粋にレチノールとビタミンCの併用が肌にとって良い影響を起こすのか試験されました。
試験結果
【1、ターンオーバーの試験】
試験内容:1日2回 片方にレチノールとビタミンCを含む製剤を同じ箇所に塗る。もう片方には塗らない。
試験箇所:肘の肌側(皮膚が薄い箇所)
試験期間:3ヶ月
対象年齢:閉経を迎えた女性 8人
結果:角質層が薄くなり、顆粒層、有棘層が細かく緻密になりました。結果表皮自体が厚くなる結果になった。
これはターンオーバーの促進により古い角質が剥がれ落ち、表皮の密度がましたことで肌がふっくら、ハリを戻したことになります。
【2,紫外線による肌の弾力の試験】
試験内容:1日2回 片方にレチノールとビタミンCを含む美容液を同じ箇所に塗る。もう片方には塗らない。
試験箇所:顔
試験期間:6ヶ月
対象年齢:閉経を迎えた女性 11人
結果:真皮の弾性物質が増え、肌の弾力性が上がった
紫外線の影響で肌は酸化し、真皮の弾力性がなくなることでたるみ・シワなどのトラブルが増えます
結論として、この結果は、レチノールとビタミンCの両方を含む美容液を繰り返し局所塗布すると、ターンオーバーと紫外線による肌のたるみ。シワの両方を改善できることがわかりました。
結論
レチノールとビタミンCは併用して効果が期待できました。学術論文通り40/50代からのスキンケアには外せないアイテムになっています。
ローズヒップオイルには天然のレチノールが含まれる?!
ローズヒップオイルには、ビタミンA、C、および飽和脂肪酸が含まれている美容液です。
ローズヒップのビタミンAは天然のレチノールとされ、以下のような効果があるとされています。
- ターンオーバーの促進
- エイジングケア/肌質の改善
- 傷の修復
ローズヒップオイルに含まれるレチノールは天然のものであり、科学的に合成された純粋なレチノール商品よりも含有濃度は低く、40代からのエイジングケアに最適です。
エイキンのローズヒップオイルに注目
エイキンのローズヒップオイルは、ローズヒップの臨海抽出法で抽出されています。
臨海抽出法では、ローズヒップの種子や実からもビタミンを壊さずに抽出できるため、ローズヒップが持つ天然のレチノール(ビタミンA)を壊さずに美容液として使用できます。
40代からのエイジングケアに最適な美容液となっています。