季節の変わり目は、肌トラブルが起こりやすい時期です。
気温や湿度の変化により、肌のバリア機能が低下し、乾燥やかゆみ、ニキビ、シミなどの肌トラブルが起こりやすくなります。また紫外線量が増加する春や夏には、日焼けや肌荒れが起こりやすくなります。 このような季節の変わり目は、肌のお手入れに特に注意が必要です。 しっかりと保湿をし、紫外線対策を行うことで、肌トラブルを予防することができます。 ブースターオイルは、肌のバリア機能を高め、肌の潤いを保つ効果があるため、季節の変わり目には特におすすめです。このコラムではブースターオイルの種類や選び方、一般的に使われている内容物の解説しながら効果・使い方も説明します。
ブースターオイルの魅力を紹介
ブースターオイルとは?
ブースターオイルは、スキンケアに欠かせないアイテムの一つです。ブースターオイルは、化粧水や美容液などの前に使うことで、肌の浸透性を高め、効果を引き出すことができます。ブースターオイルには、色々な種類があり、それぞれの種類によって得られる効果が異なります。
ブースターオイルはいつ使うもの?
ブースターオイルは、朝晩のスキンケア時に使用することがおすすめです。具体的には、朝の場合は、起床後に化粧水・乳液・日焼け止めを使用する前に、ブースターオイルを使用することがおすすめです。夜の場合は、メイク落とし後の洗顔後、化粧水・乳液・クリームを使用する前に、ブースターオイルを使用することがおすすめです。
オススメの肌タイプ
結論から言えば《ブースターオイルはすべての肌にオススメです。》
ここからは乾燥肌、混合肌、オイリー肌のそれぞれのメリットを解説します。
乾燥肌
乾燥肌に悩まされる人にとって、とても効果的な保湿効果があります。例えば、一般的に多くのブースターオイルに配合されるアボカドオイルは、保湿効果が高く、肌を柔らかくする効果があります。また、肌をふっくらさせる効果があるブースターオイルもあります。これらのオイルを使用することで、乾燥肌に悩まされる人にとっては、とても効果的なスキンケアアイテムとなります。
混合肌
混合肌で悩む人にとってもにブースターオイルがおすすめ。その理由は、肌の水分と油分のバランスを直してくれるためです。多くの混合肌は、Tゾーンが脂っぽく、頬などの他の部分が乾燥している状態が続くため、保湿と油分調整の両方が必要です。ブースターオイルは、肌の水分を保持する効果があり、肌を柔らかくふっくらとさせることができます。同時に、肌表面に薄い膜を作って、肌の水分蒸発を抑え、皮脂の分泌を調整する効果もあります。ブースターオイルを使うことで、肌の水分と油分のバランスを整えることができます。
オイリー肌
オイリー肌の人にもブースターオイルはオススメです。オイリー肌は、過剰な皮脂分泌が原因で、テカリや毛穴の詰まりなどのトラブルが起こりやすくなっています。しかし、ブースターオイルには、皮脂を調整する効果があります。肌に足りない脂質を補い、皮脂の分泌を正常化することで、オイリー肌の状態を改善することができます。また、肌のバリア機能を高め、肌トラブルを防ぐことができます。
ブースターオイルを選ぶ時には
ブースターオイルに使われるオイルの種類
一般的に、ブースターオイルに使われるオイルの種類は10種類程度と言われています。しかしながら、ブランドや商品によっては、10種類以上のオイルを使用していることもあります。
多くのブースターオイルに使われているそれぞれの特徴をまとめます。
- ボカドオイル: 保湿効果が高く、肌を柔らかくする効果がある。
- ローズヒップオイル: 肌のトーンを明るくし、髪にツヤを与える効果がある。
- オレンジオイル: シミやそばかすを薄くする効果がある。
- ホホバオイル: 肌に馴染みやすく、保湿効果がある。
- サジーオイル: エイジングケアに効果的で、肌をふっくらさせる効果がある。
- スクワランオイル: 肌のバリア機能を高める効果がある。
- グレープシードオイル: 抗酸化作用があり、肌を引き締める効果がある。
- カモミールオイル: 抗炎症作用があり、肌荒れを防ぐ効果がある。
- アルガンオイル: ビタミンEやオメガ脂肪酸が豊富に含まれ、肌の保湿とキメを整える効果がある。
ブースターオイルの種類によって得られる効果が異なるため、使用するタイミングや方法も異なります。例えば、保湿効果を高めたい場合には、保湿成分を含むブースターオイルを使用することがおすすめです。また、肌のバリア機能を高めたい場合には、肌の表面に薄い膜を作る効果があるブースターオイルを使用することがおすすめです。
ブースターオイルは各社オリジナルの調合をしており、気になるものに関してはブランドに問い合わせをして、ブースターオイルの解決する肌トラブルを聞くことをおすすめします。
ビタミンや栄養価の高いローズヒップオイル
ローズヒップオイルは、ローズヒップの種子から抽出されたオイルで、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド、フラボノイド、オメガ脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれています。これらの成分により、ローズヒップオイルは、肌の潤いを保ち、肌を柔らかくする効果があります。また、ビタミンCの抗酸化作用により、肌の老化を防止する効果が期待できます。さらに、ローズヒップオイルには、炎症を抑える効果があり、肌荒れを改善する効果も期待できます。
肌に馴染みやすいホホバオイル
ホホバオイルは、実際にはオイルではなく、植物の種子から抽出されたワックスエステルです。このため、肌に馴染みやすく、脂肪酸の組成が人間の皮脂と似ているため、肌に負担をかけずに使用することができます。また、ホホバオイルには、保湿効果があり、肌を柔らかくする効果があります。さらに、ホホバオイルには、肌のバリア機能を高める効果があり、肌を外部からの刺激から守ることができます。
エイジングケアで注目のサジーオイル
サジーはジュースのほうが有名かもしれません。オーガニックなレストランなどでも見られる黄色い酸っぱめのドリンクの果実がサジーです。そのサジーの種子から取れるサジーオイルには、肌のエイジングケアに効果的な成分が含まれています。このオイルに含まれる成分として、主に以下の3つが挙げられます。
- ポリフェノール サジーオイルには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。これは、肌の老化を防ぎ、肌を健康的に保つ効果があります。
- リノール酸 サジーオイルには、リノール酸が豊富に含まれています。リノール酸は、肌の保湿効果を高め、肌を柔らかくする効果があります。また、炎症を抑える効果もあり、肌荒れを防止する効果が期待できます。
- ステロール サジーオイルには、ステロールが含まれています。ステロールは、肌のバリア機能を高め、肌を外部からの刺激から守る効果があります。また、コラーゲンの生成を促進する効果もあり、肌のハリや弾力を保つことができます。
以上のように、サジーオイルには、肌のエイジングケアに効果的な成分が含まれています。これらの成分により、肌の老化を防ぎ、肌を健康的に保つことができます。
肌のバリア機能を高めるスクワランオイル
スクワランオイルに含まれるスクワレンは、人間の皮脂にも含まれる成分であり、肌に浸透しやすく、肌の保湿力を高める効果があります。また、スクワランオイルには、肌のバリア機能を高める効果があり、肌の外部からの刺激から守ることができます。さらに、スクワランオイルに含まれるビタミンEは、抗酸化作用があり、肌を健康的に保つ効果があります。
スクワランオイルは、植物性由来と動物性由来の2つの種類があります。植物性スクワランオイルは、オリーブやアマランサスなどの種子から抽出されます。一方、動物性スクワランオイルは、サメの肝臓から抽出されます。ただし、現在はサメの保護のため、サメ由来のスクワランオイルは使用されていません。代わりに、オリーブ等から抽出された植物性スクワランオイルが使用されることが一般的です。
植物性スクワランオイルと動物性スクワランオイルは、化学的には同じ成分であるスクワレンを含んでいます。ただし、動物性スクワランオイルには、スクワレン以外にも、コレステロールやトリグリセリドなどの成分が含まれることがあります。一方、植物性スクワランオイルには、これらの成分は含まれていません。そのため、植物性スクワランオイルは、肌に優しく、安全に使用することができます。
肌を引き締めるグレープシードオイル
グレープシードオイルには、抗酸化物質であるプロアントシアニジンが含まれているため、抗酸化作用があります。また、リノール酸が含まれているため、保湿効果があるとされています。さらに、グレープシードオイルには、肌を引き締める効果があるとされています。これは、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を作る成分の生成を促進することによるものです。
ブースターオイルで得られる肌のメリットとは?
肌への浸透性を高めて後に使うアイテムの浸透性を高めてくれる
ブースターオイルは、肌の角質層の細胞間脂質のバランスを整えることで、肌の水分保持力を高めます。肌の角質層は、表皮の一番外側にある層で、肌の水分を保持する重要な役割を担っています。この角質層がバランスを崩すと、肌の水分不足になり、乾燥やかさつきなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
肌の角質層に脂質を添加することで、細胞間脂質のバランスを整え、角質層の水分保持力を高めます。具体的には、脂質が角質層の細胞間脂質と混ざり合い、バリア機能を強化することで、肌の水分が蒸発しにくくなります。また、油分が肌表面に膜を作ることで、肌の水分が外部からの刺激から守られ、水分を保つことができます。
さらに、ブースターオイルは、後に使用するスキンケアアイテムの浸透性を高める効果もあります。肌に油分を与えることで、肌表面のバリア機能が強化され、スキンケアアイテムの成分が肌の奥深くまで浸透しやすくなります。そのため、スキンケアアイテムの効果を最大限に引き出すことができます。
足りなくなった油分を補ってくれる
女性の肌に油分が足りないと言われる理由は、肌の細胞間脂質の減少によるものです。細胞間脂質は、角質層の細胞間に存在する脂質で、肌の保湿やバリア機能に重要な役割を果たしています。女性は30代の後半からガクンと皮脂が減少します。併せて細胞間脂質の量が減少するため、肌の水分保持力が弱まり、乾燥やかさつきなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
美容オイルは30代後半から普段の生活に加えてほしいスキンケアアイテムです。
ブースタ-オイルの使う時の注意点とは?
適量を守りましょう
ブーススターオイルの適量を守らなかった場合、肌に余分な油分が残ってしまい、毛穴の詰まりや吹き出物の原因になる可能性があります。また、肌に合わないオイルを使用した場合、肌荒れやかゆみなどのアレルギー反応が起こることもあります
自分にあった適量とは?
ブースターオイルの適量は、個人差があります。一般的には、1回あたり数滴程度を手のひらに取り、顔全体に軽くなじませると良いでしょう。ただし、肌の状態やブースターオイルの種類によって、適量は異なります。
肌が乾燥している場合には、多めに使用することができますが、オイリー肌の場合には控えめに使用することがおすすめです。また、ブースターオイルの種類によっても適量は異なります。
保湿効果が高いオイルの場合には、少量でも十分な効果が得られることがあります。
自分の肌の状態やブースターオイルの種類に合わせて、適切な量を見つけるようにしましょう。
古いオイルを使うとトラブルの原因に
古い酸化したブースターオイルを使用すると、肌トラブルを引き起こす可能性があります。ブースターオイルも時間の経過や空気に触れることにより酸化が進み、においや色の変化が生じます。このような酸化したブースターオイルを使用すると、肌に刺激を与えることがあり、かゆみや赤み、吹き出物などの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
ブースターオイルを酸化しずらくする保管方法は?
直射日光を避ける
ブースターオイルは、光や熱によって酸化が進むため、直射日光を避けて保管することが大切です。日の当たる場所や暖房器具の近くなど、温度が高くなる場所に置かないようにしましょう。
冷暗所で保管する
ブースターオイルは、温度が高くなると酸化が進むため、常温よりも低い温度で保管することがおすすめです。冷蔵庫に入れる場合には、冷蔵庫のドアポケットなど、温度が低温になりすぎず、すぐに取り出せ、安定している場所に置いてください。
また、冷蔵庫から取り出したブースターオイルを使うときは手の平に使用量を出して、人肌程度に温めてから使用すると肌に浸透しやすくなります。
空気の入り込みを避ける
ブースターオイルは、空気に触れることで酸化が進むため、密封容器に入れて保管することがおすすめです。容器の口をきちんと閉め、空気の入り込みを避けるようにしましょう。
使い切りを心掛ける
ブースターオイルは、開封後は時間の経過とともに酸化が進み、効果が低下してしまうため、なるべく早めに使い切るようにしましょう
以上のように、ブースターオイルを酸化させないためには、直射日光を避け、冷暗所で保管し、空気の入り込みを避け、使い切りを心掛けることが大切です。
ブースターオイルを使用する前の洗顔も大事
ブースターオイルを使用する前の洗顔が大事な理由は、ブースターオイルが肌の角質層の細胞間脂質のバランスを整え、肌の水分保持力を高める効果があるためです。
肌の角質層は、表皮の一番外側にある層で、肌の水分を保持する重要な役割を担っています。
しかし、角質層には、汚れや古い角質などが付着し、細胞間脂質のバランスが崩れることがあります。このような状態の肌にブースターオイルを使用すると、肌に余分な油分が残ってしまい、毛穴の詰まりや吹き出物の原因になる可能性があります。
そのため、丁寧な洗顔によって肌を清潔に保ち、細胞間脂質のバランスを整えた上で、ブースターオイルを使用することが大切です。
ブースターオイルには、30/40代以降の女性が抱える肌の問題を解決するオールインワンスキンケアアイテムと言えます。
例えば、肌のうるおい不足や、肌の小じわ・たるみなどのエイジングサインを改善する効果が期待できます。また、ブースターオイルに含まれるビタミンや栄養素により、肌のターンオーバーを促進することができます。これにより、肌のキメを整え、くすみのない明るい肌へと導いてくれます。
ブースターオイルには、肌のバリア機能を高める効果もあります。これにより、外部からの刺激から肌を守り、肌トラブルを防ぐことができます。
ブースターオイルは今までのスキンケアにプラスすることで肌の健康を高めることを叶えてくれるアイテムです。これからオイル美容液を始めてみたり、肌トラブルが長期間続いたり、肌年齢が気になり始めて方へまずは初めて見てほしいアイテムになります。
《まとめ》
肌に必要な栄養素を補うことができる
ブースターオイルには、肌に必要な栄養素が豊富に含まれています。例えば、ビタミンEやオレイン酸、ステロールなどが挙げられます。これらの栄養素を肌に補うことで、肌の健康を維持し、肌の美しさを引き出すことができます。
肌の保湿力を高めることができる
ブースターオイルには、肌の保湿力を高める効果があります。例えば、スクワランオイルに含まれるスクワレンは、肌に浸透しやすく、肌の保湿力を高める効果があります。また、サジーオイルに含まれるセラミドは、肌の水分を保持する役割を果たしており、肌の乾燥を防止する効果が期待できます。
肌の弾力を保つことができる
ブースターオイルには、肌の弾力を保つ効果があります。例えば、サジーオイルに含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を促進する効果があり、肌のハリや弾力を保つことができます。また、グレープシードオイルに含まれるリノール酸は、肌の弾力を作る成分の生成を促進する効果があります。
実際の使用感を他社の製品と比べてみたコラムも用意しています。
エイキンのブースターオイルでエイジングケアのはじめの一歩にお使いください。