2022年8月7 日投稿

ラメラ構造の図解
ラメラ構造の図解

最近化粧水のノリが悪いなと感じたことはありますか?
日中冷房にあたって肌の表面は油でべたべたなのに、内側が乾燥していると感じたらこちらの記事を読んでみてください。
夏になると気になるインナードライのような隠れ乾燥対策に、ブースターオイルが必要です。

最近良く耳にする隠れ乾燥肌問題の解決のカギはオイルにあり

日本人の肌の悩みにじわじわとランクインしている肌トラブルがインナードライです。
インナードライとは肌表面の油が浮いてベタベタするようなオイリー肌な状態なのに、皮脂のスキンケアを取り入れても,いまいち効果がない肌のことです。
隠れ乾燥肌=インナードライ肌とも言います。元来乾燥肌で悩む方が多いですが、インナードライ肌の問題は近年増加傾向です。


インナードライ肌は遺伝ではありません。

「脂性乾性肌」とは別です。
脂性乾性肌は肌性のことで、遺伝的な肌質です。
季節や加齢などによって多少の変化はありますが、基本的に大きく変わることはないのが特徴です。
一方「インナードライ」とは一時的なストレスや外的環境の影響(紫外線や空調など)による肌トラブルのこと。
ですので、脂性乾性肌以外の人でもインナードライになる可能性が十分にあるのです。

肌の内側が乾燥していることが原因でスキンケア化粧品の成分が肌に浸透せず、せっかくのスキンケアが台無しになっていることがあります。
なかなか改善しないインナードライ肌にはブースターオイルを試してみてください。
洗顔後、化粧水を付ける前の肌に使うと、その後に付ける化粧水や美容液の浸透力をアップさせてくれます。
今回はインナードライ肌が多い日本人の私たちがブースターオイルを使うメリットや正しい使い方について紹介していきます。

ブースターオイルとは?

植物性のスキンケアオイルを顔、ボディケアに取り入れている方も多いでしょう。
一般的にオイルはスキンケアの順番では最後に使用する方が多いのが特徴です。
スキンケアでは鉄則として油分の少ないものから肌につけることで、効果的なスキンケアができるという考えから成ります。
最終的に油分の多いもので肌に蓋をして水分を逃さずに化粧成分を肌に浸透させることが目的です。
ブースターオイルは保湿スキンケアの最初に使用するオイルで、その後に導入する化粧水や美容液の浸透を高めます。
スキンケア商品が持っている力を100%発揮するオイルです。

ブースターオイルで肌が柔らかくなる?

ブースターオイルをつけるのは、最初に肌を柔らかくする効果が期待できるからです。
乾燥した肌に水分を与えれば、乾燥が改善されたと考えてしまいますが、水分だけでは肌の角質が硬くなってしまいます。
硬くなった角質はスキンケア製品が浸透しづらくなってしまい、せっかくのスキンケア製品の 化粧成分が届かずに台無しです。
そこで水分を与える前にブースターオイルを使用することで、肌を柔らかくして スキンケア製品の導入を助ける働きがあります。

オイルは水分をはじくものでは?

「オイルで水分を入りやすくする?」疑問に思う方もいるかも知れません。
「オイル=油分を先に入れたら水を弾くことになるから、ブースターオイル後に使う化粧成分が肌に浸透しないのでは??」
皮膚上には適度な皮脂が存在しているのですから、
皮脂に類似の油分を塗布することで油分が馴染み、皮膚を柔らかくすることができるのも納得です。
その次に使うアイテムをより皮膚に馴染みやすく、角質層まで浸透しやすくする(=次に使うアイテム成分を導入する)というのが、ブースター化粧品の役割なので導入するためのスキンケアになります。

ブースターオイルで実感できる効果について

ブースターオイルで実感できる3つの効果について紹介します。

  1. 肌への導入を手助けしてくれる。
  2. 肌を柔らかくして、なめらかにしてくれる。
  3. スキンケア製品のコスパが良くなる。

1,肌への導入を手助けしてくれる。

ブースターオイルは使うとその後から使う化粧品の浸透性を高めることができます。
洗顔後は汚れが落ち、水分も多いため化粧品の成分が肌に浸透しやすい状態です。
これを更に浸透しやすくして肌にスキンケアの成分を 十分に届けられるようにするのがブースターオイルです。 下の図の肌の構造を見てみましょう。
肌の角質層はラメラ構造という水と油が何層にも重なっている状態です。
例えるとミルフィーユのように水分層と油分層が積み重なった構造を指し、肌の水分量を保ったり、紫外線などの外的刺激から肌を保護したりするバリア機能の役割を担っています。
ラメラ構造とは、肌表面の角質層にある角層細胞間脂質**(角質細胞間脂質)**の名称です。

ブースターオイルによってこのラメラ構造を整え、ブースターオイル後のスキンケア成分を水分と共に肌の角質層にしっかり届けます。

洗顔後にブースターオイルを使用することで、スキンケア製品の導入を助け、さらにスキンケア成分をしっかり届けるためにはブースターオイルが欠かせません。

2,肌を柔らかくして、なめらかにしてくれる。

スキンケアをする肌が硬くなっているとスキンケア成分が届きません。
肌が硬くなってしまうのはターンオーバーの乱れからといわれています。
皮膚は約28日間で生まれ変わるターンオーバーの周期を持っています。
この時にターンオーバーが乱れてしまう問題がおきます。
皮膚がはがれ落ちずに溜まってしまうことで古い角質が蓄積し、肌がだんだん硬くなってしまいます。
このターンオーバーの乱れはストレスや生活習慣から、年齢を重ねることでも起こるため、30代以降の女性では気になり始める問題の1つになっています。
硬くなった肌を柔らかくする角質柔軟効果がブースターオイルには期待できます。
スキンケア前にブースターオイルで肌を柔らかくすることで、その後のスキンケア成分を角質層までしっかり届けることになります。

3,スキンケアのコスパがよくなる。

ブースターオイルはたくさん使うものではありません。
1~3適のオイルでも顔全体に馴染ませることができる設計をしています。
使用量は少なく、毎日続けられます。
今までのスキンケア製品が肌に浸透しないからと化粧水をバシャバシャ使ったり、フェイスマスクを頻繁に使ったりする必要はありません。
ブースターオイルで導入を手助けすることで、毎日のスキンケア製品のパフォーマンスも上がり、スキンケア製品も適量のみの使用で今まで以上の効果が期待できます。
毎日のスキンケアに実感し、メイクのりも良くなれば余分なものを購入しなくてすみます。

上記の3つのポイントから、ブースターオイルを導入することで 様々なメリットが得られること。
今のスキンケアルーティンに組み込むことで 今以上のスキンケア効果が期待できます。

”ブースターオイル

日本人にはブースターオイルが必要

化粧水が好きな日本人、オイルが好きな欧米人

日本人は水を大切にしてきた歴史と関わりが古くからあります。
そのため、日本人は「水の美容」=化粧水を好む傾向があります。
反対に欧米では「油の美容」=オイルを好みます。

日本では水が非常にキレイな特性から、水を使って体を清らかにすることが昔から好まれてきました。
水=肌が潤うと感じることからとりわけ、スキンケア製品でも化粧水が好まれています。
水によって肌を変えるようなスキンケア製品が多いのも特徴です。
欧米はキレイな水が貴重で、少ない水分を肌に取り込無事ができるか考えられてきました。
そのため植物から取れるオイルを使ったスキンケア文化が発展しました。
この記事を読む方の中で、以前より化粧ノリが悪くなったことを感じたり、インナードライになったとはっきり感じる方は、肌の内側の皮脂量減っていることが理由の1つと考えられます。
また年齢を重ねることで肌の水分量が減るのは避けられないためブースターオイルで化粧水の導入を助ける働きをするものは必要なアイテムです。

スキンケア製品をえらぶのも一苦労。

今の市場ではスキンケア製品は星の数ほどの商品があります。
その中から今後自分に合うものを選ぶことは大変なことです。
年齢を重ねるごとにお肌も変化し、だんだん肌に以前のスキンケア化粧品の成分が届かなる。
しかし新しい商品を探すのも一苦労。そこでブースターオイルの出番です。
肌に以前のスキンケア製品が届かないなら、ブースターオイルを使用し、角質層まで届かなかったスキンケア製品を届くようにすることをオススメします。

ブースターオイルの正しい使い方

ここまで読んでみて、肌を柔らかする、導入をするブースターオイルを取り入れたいと思う方も多いのではないでしょうか?
しかし正しく使わないと十分な効果を発揮してくれません。
ここからはブースターオの選び方や効果的な使い方について紹介します。

「選び方について」

ブースターオイルも種類があるため、自分の肌に合ったものを選ぶことが必要です。
多くの美容成分が濃縮されたブースターオイルには美容効果が期待できますが、 成分によっては肌に合わないことがあります。
オススメの選び方は化粧品の種類や知識にも関係してきます。
なんとなく使ってみたい、これから使い始めようと思っている方には、多くの美容成分が総合的に含まれているものが良いでしょう。
美容成分が多く入っていれば、それだけ、多くの悩みを解決する商品です。
普段から自分が使っているスキンケア製品をよく知っている方には、美容成分が数種類含まれているような、比較的少ない美容成分で構成されているものを選びましょう。
配合されている美容成分の種類が少ないほど、1つの美容成分の含有量増えます。
そのためあなたが求めている悩みを解決してくれます。
ブースターオイルは洗顔後の肌に使用するため、天然の美容成分を含むオーガニックオイルを選ぶのもおすすめです。

正しい使い方

1,洗顔を丁寧に行ってください。

2,ブースターオイルを適量手に取りましょう。
スポイトタイプでしたら1~3適を手に取り、手の中で少し温めて顔全体になじませてください。
適量を守ることも大切です。
たっぷりつけたほうが肌の潤いもすぐに効果が実感できるのではないかと考えるのは間違いです。
かえって逆効果になるためはじめは少ないくらいと感じる使用量でお使いください。

3,オイルが顔に馴染んだら、化粧水、美容液、乳液もしくはクリームのスキンケアを普段どおりに行ってください。

いつものスキンケアにブースターをプラスだけです。

”ブースターオイル使い方“

オイルにまだ不慣れという場合は化粧水にブブースターオイルを1~2適混ぜてしようしてみてください。
この方法の場合はオイルと化粧水を同時に使用するため、化粧水を付ける感覚でお使いください。
オイルの扱いが不慣れな方にオススメです。
一度はじめてみたら欠かさず、毎日使うことが大切です。
肌のターンオーバーは毎日行われているので、数日でブースターオイルをやめてしまうのでは効果が実感することができません。
ブースターオイルは毎日使い続けることが大切です。

例えば1日の洗顔後にブースターオイルを使う場合
朝の洗顔後は1~1.5適前後で少なめで使用する。
夜の洗顔後は2~4適前後で使用量を増やす。
使用量は使用しているうちに、肌が求めている分量がわかります。

保湿力を高める栄養素と脂肪酸を持つローズヒップオイルがオススメ

ブースターオイルには、天然成分を原料とした植物オイルを使うのが基本です。
植物オイルにもたくさんの種類があり、ブースターオイルに使用する場合は、どのようなオイルでもいいわけではありません。
ホホバオイルやアルガンオイルもありますが、ブースターオイルの目的を改めて考えてみましょう。
導入をする 水分を引き込む 親水性が高いこと、つまり保湿力が高いことがポイントです。
親水性の高いオイルにもいくつかありますが、乾燥肌改善や美肌効果を狙うならローズヒップオイルが適しているでしょう。
ローズヒップオイルは数ある植物オイルの中でも高い保湿作用があります。肌細胞内に水分を蓄えるセラミドの形成を助ける働きがあります。
ローズヒップオイルの約80%を占めているリノール酸・αリノレン酸が、セラミド形成をサポート。
「必須脂肪酸」とも呼ばれ、肌の保水機能を整える効果が高い成分が特徴の栄養素です。
ローズヒップに含まれているビタミンCやビタミンEには強力な抗酸化力があるため、肌の構成成分であるヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲンなどの劣化を抑制することができます。
またビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する作用もあるため、ローズヒップを摂取することによって、肌のハリを保つ効果も期待できます。

さらにビタミンの栄養素も豊富に含んでおり、エイジングケアにも高い効果を発揮します。
ブースターとしてのオイルだけでなく、ヘアケアやデコルテ部分のケアにも使えるオイルです。

ローズヒップオイルの使い方はこちらのブログでも紹介しています。

ブースターオイルを徹底活用しましょう

ブースターオイルを取り入れることは、非常に簡単です。
肌も年齢を重ねれば老いてきます。
今までのスキンケア製品が肌に入りづらくなってきたと感じたら、ブースターオイルを取り入れてみましょう。
エイキンのブースターオイルはオイルが不足しがちな日本人の肌にピッタリのアイテムです。

エイキンのブースターオイルはこちらから。

インナードライ肌と感じたら、ブースターオイルを化粧水の前につけてみてください。
ブースターオイル
ローズヒップオイルと12種類の植物成分