ローズヒップオイルを初めての方も、使っている方にも読んでいただきたいコラムです。
2024年11月11日更新
ローズヒップオイルには女性の美容の味方とされ、
ビタミンが豊富に含まれていることが知られています。
しかし、デメリットもよく知られているます。
このデメリットが間違った理解をされています。
「デメリットの酸化が早く使いづらい」
「酸化したオイルをつけて肌が荒れてしまいそう」
間違った認識からローズヒップオイルを敬遠している方も。。。
このブログではローズヒップオイルを数多く出しているエイキンジャパンが
ローズヒップオイルのデメリット、メリットを解説します。
ローズヒップオイルについてのおさらい
学術名について
ローズヒップオイルはバラ科植物カニナバラ(学名:Rosa canina 英名:dog rose)の果実からとれる(植物油)です。
カニナバラは別名イヌバラとも言われています。
イヌバラという名前には2つの意味があります。
名前の由来
- 1つ目は一般的に観賞用としてのバラよりも価値が低いという意味が込められていたと考えられたとされています。
観賞用の薔薇のように美しい花が大きく咲くわけではありません。 - 2つ目は、実際18-19世紀に世界中で流行した狂犬病の治療に用いられたことに由来していると言われています。中国でも狗薔薇=イヌバラと言われています。 日本では化粧品の表示名に「カニナバラ果実油」「カニナバラ種子油」とされ、医薬部外品表示名が「ローズヒップ油」とされています。
- 傷跡が平らになり、傷跡の色素沈着=(傷跡が他の皮膚の部分より色が濃くなってしまう)が
薄まり通常の皮膚の色になりました。 - 顔のシミやくすみが目立たなくなりました。
- 加齢による深いシワに対して浅くなり、新しいシワも出来ませんでした。
肌の色を明るくし、トーンアップが見られました。 - かゆみを減らして、皮膚を傷つける回数を減らし、炎症を抑える効果がありました。
- 保管をしっかりして酸化を遅らせる。
- 使い切れる量のものを購入
- 使い終わったらきちんと蓋をする
- 頭皮はのヘッドスパは乾いた髪で行ってください。
- 一度ブラッシングしてから、10適~20適を目安に使用してください。
- (頭皮が固く感じる方や、毛量が多い方は多めにご使用いただくことをオススメします。)
- 手に取っていただいて、頭皮をマッサージをしてください。
- 爪を立てたりして頭皮を傷つけないように注意してください。
- マッサージの圧力ですが、片手でボールを掴むようなイメージで しっかり頭皮全体をもみほぐしてください。
- 頭皮全体にオイルを浸透させ、頭皮が柔らかくなったところで、 蒸してローズヒップオイルの栄養を頭皮と髪に浸透させます。
- 蒸す方法は蒸しタオルか、シャワーキャップを使用してください。
- 時間は5分前後蒸らしたら、シャンプーで洗い流してください。
- 購入前にメーカーに使用用途を伝え、どのくらいで使い切れるのか確認する。
- 保管方法を正しく保管する。
- 毎日のスキンケアルーティンに組み込む。
- 1~3ヶ月で使い切ることができる量を購入する。
ローズヒップオイルのメリットと効果
メリットについて
ローズヒップオイルにはビタミンAのリノール酸が多く含まれています。
リノール酸は人間の体内でつくることが出来ない、食べ物からとる必要があり、体の組織が正常に機能する上で欠かせないため必須脂肪酸と呼ばれています。
そのためローズヒップオイルはビタミンの宝庫として有名です。
ローズヒップオイルの効果は皮膚の水分蒸発を抑え、皮膚の柔軟性や滑らかさに働くことや、
抗酸化、保湿、肌にハリと潤いを与えるとされ、多くの化粧品に配合されています。
日本でも認知はありますが、海外ではいち早く米国で美容効果に着目し、
(新しい美容素材としてどのような効果があるのか調べ、同時に安全性について確認するために行われる試験)臨床試験が行われました。
米国の厚生省のような公的機関FDAが 臨床試験の結果以下のようなことがわかりました。>
メリットについて
これらの効果から、ローズヒップオイルが年齢を重ねた肌に良いことがわかります。
ローズヒップオイルがエイジングケアの要ですね。
ここからはローズヒップオイルが持つデメリットを紹介します。
ローズヒップオイルののデメリットについて
ローズヒップオイルには、肌のターンオーバーを促し、ハリと弾力を与えるビタミンA(レチノール)、肌を健やかに保つ必須脂肪酸(リノール酸・リノレン酸)、そして強力な抗酸化作用を持つビタミンCなど、美肌に嬉しい成分が豊富に含まれています。
しかし、これらの成分、特に必須脂肪酸は熱、空気、光に弱く、酸化しやすいという性質があるのです。
せっかくのローズヒップオイルも、酸化してしまうと効果が半減してしまうことも…。
専門家はこの点についてどのように解説しているのでしょうか?実際のインタビュー動画をご覧ください。
ローズヒップオイルはデメリットがあります。
ローズヒップオイルに含まれる**不飽和脂肪酸は体内で合成できないため、摂取する必要がある栄養素です。
この不和脂肪酸は熱、空気、光で酸化しやすい性質を持っています。
それが「酸化の影響を受けやすい」ことです。
(酸化についてはこちらのブログでくわしく解説しています。ぜひ御覧ください。)
ただ、「ローズヒップオイルは酸化が早いから使い切れない・・」と使用を見送る事はありません。
酸化しやすくても、価値のあるオイルだからこそ、歴史もあり、数多くのスキンケアブランドで扱っています。
美容にローズヒップを取り入れることは正しい選択です。
ローズヒップオイルの酸化について
酸化とは【酸素と結合すること】を一般的に酸化といいます。
『酸化』は何処にでも存在しています。
例えば、クギが錆びる、リンゴの断面が変色する、輪ゴムがボロボロになる、
古いお米で粘りが低下する、プールの塩素で髪が脱色するなどといった現象も
『酸化』が関与しています。
いずれも、「劣化する」、「ダメージを受ける」といった悪い印象をがありませんか?
反対に紅茶は茶葉を酸化発酵させたもので、独特の色や味、香りを作り出します。
必ずしも『酸化』=『劣化』ではありませんが、食品、植物原料の製品は『酸化』によりその品質・風味を変質させ、多くの場合は好ましくない変化が起こります。
この『酸化』を引き起こしやすい条件として、先ほど述べた熱や光などが主な要因として挙げられます。
通常、一度『酸化』したものが元の新鮮な状態に戻ることはありません。
ローズヒップオイルもローズヒップからの抽出物、つまり植物そのものですので、
酸化は逃れられません。
ローズヒップオイルは使っていて必ず酸化します。
多くの口コミサイトやまとめブログでも酸化した商品を使ったら、
肌があれてしまったなどのコメントがあります。
酸化したスキンケア商品は肌によくありません。
肌に良くないものをつけても「効果がない」どころではなく
肌を逆に痛めてしまう恐れもあります。
一度蓋を開けてから1~2年も放置すれば捨てるくらいのものになります。
しかし蓋を開けてから時間が立っていないものは酸素と触れ合っている部分が酸化するため、
ローズヒップオイルのボトル付近だけが酸化するため、オイル全体が酸化するものではありません。
酸化を遅らせる方法
酸化を遅らせるためには、3つのことが大切です.
酸化を遅らせる、保管方法
直射日光に当てないことが重要です。
酸化の原因である光・紫外線からなるべく避けましょう。
よく化粧品の裏箱にも「直射日光の当たる場所には保管しないでください。」と記載があります。
これは酸化の進行を遅くするためです。
また極端な高温の場所も避けましょう。ローズヒップの原産は南米の高山地方の植物です。
そのため低温は強いが、暑さにはあまり強くありません。
日本の夏はローズヒップオイルには厳しく、酸化を進める原因になります。
極端に暑かったりする場所も酸化の進行を進める原因になります。
使い切れる量のものを購入
購入サイズを決めましょう。
使い切れる量のものを購入するようにしてください。
製品の酸化を感じる前に使い切るのが一番簡単ですよね。
各メーカーによって商品の容量はバラバラです。
そんなときはメーカーに問い合わせてみるのが最も早く簡単です。
その時に準備しておきたいのは「自分の肌の状態、どんな肌の悩みを解決したいのか?」を明確にしておいてください。
エイキンではお顔のみを使用して20mlサイズで約1ヶ月・45mlタイプで2ヶ月~3ヶ月で考えています。
使い終わったらきちんと蓋をすることも重要
化粧品の容器はなるべく酸化しないように密閉された容器を使用しています。
しかし蓋をきちんと締めていない場合、そのままの状態では酸化が進んでしまいます。
一度蓋を開けたらなるべく早く使い切りましょう。
ローズヒップオイルは一度蓋を開けて使い始めたら、
毎日のルーティンにすることをおすすめします。
女性は25歳を境に体内のオイルは減少をはじめます。
もともとの肌の特性なども関係はしますが、もともと日本人は肌のオイルが不足しがちです。
私達がオイルをイメージするとベタベタするので秋冬の乾燥時期だけ使うものと考えがちになりますが、それは違います。
1年中使用できる万能美容液がローズヒップオイルです。
オイルは水を弾くから、水分を蒸発させないようにするための肌の蓋としての働きだけではありません。
ローズヒップオイルは肌の親水を助ける細胞間脂質の増加にも役目も持ちます。
毎日のルーティンに(朝と夜に)
夜だけ使うだけではもったいないオイルがローズヒップオイルです。
1日のスキンケアのルーティンの中に組み込んでみてください。
オススメの方法を図解と主に説明します。
ブースターオイルがいつものスキンケアを格段に良くする?!
毎朝と毎晩の化粧成分の導入剤としてのローズヒップオイル美容液。
化粧成分の導入剤としての働きを「ブースター」と言います。 このブースターをすることで、その後の化粧成分を肌の奥まで届けることに働く効果です。
普段使用している化粧品の働きをサポートすることになります。
同時にローズヒップオイルの 栄養も肌に導入ことができるため一度で二度の効果があります。 使い方は至ってシンプルです。
洗顔後、軽くタオルドライをして肌が水分で潤っている時に、ブースターとしてオイルを顔に使用します。その後、いつものお使い化粧品をお使いください。 ブースターオイルは洗顔後の潤っている肌に使うことが重要です。
使用時の注意点
*このときの使用量を注意してください。
朝などは、時間もそこまでないので、少し足りないくらいかなと思うくらいの量を手のひらに載せ、顔全体に押し込むように顔全体に塗ってください。
スポイトタイプでしたら1~1.5適くらいで十分です。
量が多すぎるとその後のお化粧がうまく肌にのらない原因になってしまいます
夜は朝より量を多めにしてみましょう。 肌質が普通の方で3~4適位を顔、首、デコルテ(鎖骨周り)に塗ってください。
(乾燥肌の方も最初は3~4適前後で試していただき、足りない方は時に気になるポイント部分に集中して使ってみてください。)夜使用する際の注意点は1点あります。
オイルが肌になじまないうちにベットなどに寝てしまうと、オイルがリネン類に付くことがあります。
洗っても油染みのように残ってしまうこともあるので注意してください。
月に1回のご褒美オイルヘッドスパ
頭皮を整えて、小顔に。
顔のコンディションに関係するのが、頭皮のスキンケアです。頭皮は顔全体を支える土台です。
硬い頭皮は顔のエイジングのサイン。目元、口元のたるみの原因となります。
オイルのヘッドスパは、頭皮をやわらげて、無数の毛穴を引き締めることで 目元・口元にハリ弾力を与え、頭皮の毛穴が引き締まることで、髪1本1本の立ち上がりが良くなり、ハリ・コシ・ツヤのある髪が育ちます。
また、オイルで頭皮をマッサージすることで血行を促進でき、 簡単ストレスケアができます。
さらに、レチノールを多く含むローズヒップオイルでのヘッドスパは 硬くなりがちな頭皮の生まれ変わりを活性化します。
ヘッドスパの手順
ヘッドスパの一覧の流れを説明います。
上の方法でローズヒップオイルをスキンケアのルーティンに入れていただけると 20mlのオイルは酸化する前に使い切ることができます。
毎日使えるオイルミスト
美容オイルを初めて使う人は、だいたい夜のスキンケアだけに使います。そして、なかなか使い切れないと感じることがあります。
そこで、オイルミストをご自身で作って試してみてください。
オイルミストは、美容オイルを初めて使う人や、すでに使っている人にとって、良い使い方です。
もし酸化してしまったら。
酸化してしまったローズヒップオイルは効果がない
ローズヒップオイルが酸化してしまったものを顔などに使用するのはやめましょう。
酸化したオイルは効果がありません。
本来の効果が発揮できないことに加え、肌を傷つけることになります。
それはオイルが酸化することで栄養素のDNAが傷ついています。
すでに酸化しているオイルを肌につけると【油焼け】を起こします。
【油焼け】とは油分を含む化粧品が紫外線によって酸化することで、シミやくすみ、色素沈着が生じる現象です。
オイルを楽しく使うコツをおさらい
1年中使用できるローズヒップオイルは肌質を改善し、化粧ノリも良くなります。
肌のタイプ別にローズヒップオイルと他のオイルや植物エキスを合わせたものが
販売されているので、ご自身の肌に適するものを探して見てください。